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BlueAI セキュリティ

事例・2021年

Colonial Pipeline のランサムウェア被害

2021年5月8日 エネルギー (燃料パイプライン)

Colonial Pipeline のランサムウェア被害(英語名 Colonial Pipeline ransomware attack)は、エネルギー (燃料パイプライン)で起きた事例です。侵入口、決定的な失敗、被害の順に、公表資料の記載だけで図にしました。

  • 認証
  • 復旧

要点

  • 侵入口 使われていないはずの古い VPN のプロファイルが悪用された。
  • 決定的な失敗 不要になった遠隔接続の入口が残り、パスワードだけで入れた。
  • 被害 5,500マイルを超えるパイプラインの全線を停止し、5月12日夕方に再開を始めた。

攻撃の道筋

入口から、決定的な失敗を経て、被害に至るまで。図の番号は下の説明と対応します。図の文言は事例の記録からの引用です。

010203123古い VPN のプロファイル多要素認証がなかったIT 側IT 側の暗号化パイプライン全線を停止
  1. 1
    侵入口古い VPN のプロファイル

    報道によると、そのアカウントには多要素認証がなかったと CEO が議会で認めた。

  2. 2
    決定的な失敗IT 側

    IT 側の暗号化を受けて、パイプライン全体を予防的に止めた。

  3. 3
    被害パイプライン

    5,500マイルを超えるパイプラインの全線を停止し、5月12日夕方に再開を始めた。

  1. 1
    侵入口古い VPN のプロファイル

    報道によると、そのアカウントには多要素認証がなかったと CEO が議会で認めた。

  2. 2
    決定的な失敗IT 側

    IT 側の暗号化を受けて、パイプライン全体を予防的に止めた。

  3. 3
    被害パイプライン

    5,500マイルを超えるパイプラインの全線を停止し、5月12日夕方に再開を始めた。

被害

被害

5,500マイルを超えるパイプラインの全線を停止し、5月12日夕方に再開を始めた。約75ビットコインの身代金を支払い、司法省はそのうち63.7ビットコイン (約230万ドル) を押収した

決定的な失敗

  • 1不要になった遠隔接続の入口が残り、パスワードだけで入れた。
  • 2IT 側の暗号化を受けて、パイプライン全体を予防的に止めた。

経過

2021年5月7日から32日間の記録。軸は日数の平方根で縮めています。

  1. 2021.05.070日目

    IT ネットワーク上で身代金要求の文面が見つかり、全線を停止した

  2. 2021.05.081日目

    同社が攻撃を受けて一部システムを止め、パイプラインの運用が一時停止したと声明を出した (確認できた最古の保存版の日付)

  3. 2021.05.103日目

    FBI が DarkSide のランサムウェアによる侵害だと確認した

  4. 2021.05.125日目

    全パイプラインの運転再開を始めた

  5. 2021.06.0731日目

    米司法省が身代金の一部 63.7ビットコインの押収を発表した

  6. 2021.06.0832日目

    CEO が上院国土安全保障・政府問題委員会で証言し、古い VPN プロファイルの悪用を説明した

防げた手立て

番号は攻撃の道筋の図と対応します。

  • 遠隔接続への多要素認証

    効く場所 1
  • 使わないアカウントと VPN プロファイルの削除

    効く場所 1
  • IT と OT の分離と停止判断の事前設計

    効く場所 2
  • 法執行機関への早期通報

    効く場所 3

関係するページ

手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。

関係するグループ

収録データにはまだ出ていない

出典

最終確認日 (2026年10月24日)

監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)