用語集・認証とアクセス
SSO
Single Sign-On
SSO(Single Sign-On)は、一つのアカウントと認証手段で複数の業務アプリやクラウドサービスに続けて入れるようにする仕組みで、多くはID連携の規格で実現される。
別の呼び方 シングルサインオン、ID連携、IDaaS
要点
- 意味 SSO(Single Sign-On)は、一つのアカウントと認証手段で複数の業務アプリやクラウドサービスに続けて入れるようにする仕組みで、多くはID連携の規格で実現されるです。
- 中小企業にとって サービスごとにパスワードがあると使い回しが起き、一つの漏えいから次々と不正ログインされる。
- このサイトでは 攻撃手法 1 種、事例 1 件、グループ 2 組のページと関わります。下の一覧から、記録のどこに関わるかを読めます。
中小企業にとっての意味
サービスごとにパスワードがあると使い回しが起き、一つの漏えいから次々と不正ログインされる。
SSOで入口を一つにまとめれば、そこに多要素認証をかけるだけで多くのサービスを守れ、退職者のアカウント停止も一度で済む。
その分SSOの入口と管理者アカウントは最も重要な鍵になるため、最初に強い認証で守る必要がある。
よくある誤解
- 誤解SSOにするとパスワード一つで全部に入れてしまうので、かえって危ない
- 実際CISAは、業務アプリに多要素認証を広げる方法としてSSOとの連携を挙げている。入口を一つにして、そこに強い多要素認証をかけるのが基本の使い方である。
- 誤解SSOは大企業向けの高い追加オプションだ
- 実際CISAは製品を選ぶ側の確認項目として、標準規格に基づくSSOを追加費用なしで提供しているか、基本版に含めているかを挙げている。
このサイトの手口と事例との関係
関係は、それぞれのページに収録した記録の範囲で書いています。
- 攻撃手法認証情報の悪用
この手口はパスワードの使い回しを突くものであり、SSOで認証の入口をまとめると使い回しの余地を減らせる。
- 事例SolarWinds Orion
記録では侵入後にSAMLの署名証明書を奪われ正規に見えるトークンを偽造されており、記録が挙げる署名鍵とSAML署名証明書の保護はSSO基盤を守る対策に当たる。
- ハッカーグループAPT29
このグループは正規のアクセストークンを窃取してパスワードなしでアカウントにアクセスする手口が記録されており、SSOのトークンを守る必要を示す。
- ハッカーグループScattered Spider
このグループはAzure ADへのアクセスで特権ユーザーを把握する手口が記録されており、ID基盤が狙われる例である。
出典
- Single Sign-On - Glossary | CSRC NIST
- Implementing Phishing-Resistant MFA CISA・2022-10
- Secure by Demand Guide: How Software Customers Can Drive a Secure Technology Ecosystem CISA / FBI・2024-08
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)