攻撃手法・影響
ビジネスメール詐欺
ビジネスメール詐欺(別名 BEC)は、取引先や自社の経営幹部になりすましたメールで、偽の口座へ送金させたり、請求書の支払い先を書き換えさせたりする詐欺です。
- 初期侵入
- 実行
- 横展開
- 窃取
- 影響
要点
- 段階 攻撃が進む段階のうち「影響」で使われます。MITRE ATT&CK の手口番号は T1657 です。
- 記録 このサイトに収録した事例とグループの記録には、まだ出てきません。
- 最初の対策 送金や支払い先変更はメールだけで完結させず、電話など別経路で本人確認を行う運用を徹底する。
システムへの侵入を伴わないことも多く、メールのやり取りだけで成立する点が他の手口と異なる。
攻撃の流れ
- 1経営幹部や取引先の実在する担当者になりすまし、緊急性の高い送金や支払い先変更を装う文面を送る
- 2本物のメールのやり取りを事前に把握した上で、取引の途中に割り込んで偽の請求書や口座情報を差し込む
- 3本物とよく似たドメインやメールアドレスを使い、普段のやり取りとの違和感を減らす
- 4決裁者が不在になりやすい時間帯や、電話で確認しにくい状況を狙って送金を急がせる
気づくための兆候
- 普段と異なる振込先口座や、急な支払い先変更の依頼
- 送信元のメールアドレスのドメインが実在する取引先とわずかに異なる
- 普段のやり取りにない、過度に急がせる文面や決裁者への直接連絡を避ける指示
- メールの返信先アドレスが表示名と異なる
対策
送金や支払い先変更はメールだけで完結させず、電話など別経路で本人確認を行う運用を徹底する
送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)を設定し、なりすましメールを検知しやすくする
高額送金や口座変更には複数人の承認を必須にする社内ルールを作る
取引先の口座情報は定期的に正規の窓口で確認し、メール内の情報だけで更新しない
日本での数字
10位
情報セキュリティ10大脅威2026 組織向けの順位(ビジネスメール詐欺)(2026年)
出典 IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」(2026年1月29日)
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係するグループ
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関係する事例
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出典
- 情報セキュリティ10大脅威 2026 IPA・2026-01-29
- MITRE ATT&CK Technique — Financial Theft (T1657) MITRE ATT&CK・2026-05-12
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)