攻撃手法・窃取
内部不正
内部不正(別名 インサイダー脅威、内部不正による情報漏えい)は、組織に所属する従業員や元従業員、業務委託先の関係者が、正規に与えられた権限を悪用して情報を持ち出したり改ざんしたりする行為です。
- 初期侵入
- 実行
- 横展開
- 窃取
- 影響
要点
- 段階 攻撃が進む段階のうち「窃取」で使われます。
- 記録 このサイトに収録した事例とグループの記録には、まだ出てきません。
- 最初の対策 利用者ごとに必要最小限の権限だけを与える最小権限の原則を徹底する。
外部からの侵入と違ってすでに正規のアクセス権を持っているため検知が難しく、動機は金銭目的や処遇への不満、転職先への手土産などさまざま。
攻撃の流れ
- 1正規のアカウントと権限を使うため、外部からの不正アクセスのような侵入の痕跡が残りにくい
- 2退職予定者が離職前に顧客情報や設計データを個人のクラウドストレージやUSBメモリへ持ち出す
- 3業務委託先の担当者が契約範囲を超えてアクセスできる権限を長期間保持したまま利用する
- 4共有アカウントや強い権限の使い回しにより、誰が何をしたかの特定が難しくなる
- 5不満や金銭的な動機から、競合他社への情報提供や外部への売却につながる場合がある
気づくための兆候
- 通常業務では使わない大量のファイルダウンロードや印刷
- 退職予定者による業務時間外や休日のアクセス増加
- 個人のクラウドストレージや私用メールへの大容量データ送信
- 権限範囲を超えたデータベースやフォルダへのアクセス試行
- USBメモリなど外部記憶媒体への異常な書き込み
対策
利用者ごとに必要最小限の権限だけを与える最小権限の原則を徹底する
退職や異動が決まった時点でアカウントと権限を速やかに見直す
重要情報へのアクセスログを記録し、定期的に確認する
外部記憶媒体やクラウドストレージへの持ち出しを技術的に制限する
内部不正に関する相談窓口や通報の仕組みを整え、周知する
日本での数字
7位
情報セキュリティ10大脅威2026 組織向けの順位(内部不正による情報漏えい等)(2026年)
出典 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「情報セキュリティ10大脅威2026」(2026年1月29日)
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係するグループ
収録データにはまだ出ていない
関係する事例
収録データにはまだ出ていない
出典
- 情報セキュリティ10大脅威2026 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)・2026-01-29
- 組織における内部不正防止ガイドライン IPA(独立行政法人情報処理推進機構)・2022-04-06
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)