攻撃手法・横展開
横展開
横展開(別名 ラテラルムーブメント、内部拡散)は、侵入に成功した攻撃者が、最初に乗っ取った一台の端末やアカウントを足がかりに、ネットワーク内の他のサーバーや端末へ移動を繰り返す段階です。
- 初期侵入
- 実行
- 横展開
- 窃取
- 影響
要点
- 段階 攻撃が進む段階のうち「横展開」で使われます。MITRE ATT&CK の手口番号は T1021、T1021.001 です。
- 記録 このサイトの記録では、事例 1 件とハッカーグループ 1 組に出てきます。
- 最初の対策 ネットワークを部門や用途ごとに分割し、一台の侵害が全体に広がらないようにする。
リモートデスクトップや正規の管理ツールを悪用することが多く、奪える権限が強いほど被害範囲が広がる。
攻撃の流れ
- 1最初に侵入した端末で得た認証情報を使い回し、リモートデスクトップで別のサーバーへ接続する
- 2正規の管理ツールやリモート管理ソフトを使い、通常の運用作業に紛れて移動する
- 3奪った管理者権限で複数のサーバーへ同時にアクセスし、重要データの置き場所を探る
- 4仮想化基盤の管理コンソールを乗っ取り、その配下の仮想マシンへ一気に広がる
気づくための兆候
- 通常使わない時間帯や場所からの管理者アカウントのログイン
- 一つのアカウントが短時間に複数のサーバーへログインした記録
- リモートデスクトップ接続やリモート管理ツールの不審な新規利用
- 普段アクセスしないファイルサーバーへの探索的なアクセス
- 認証ログに残る失敗と成功を繰り返すログイン試行
対策
ネットワークを部門や用途ごとに分割し、一台の侵害が全体に広がらないようにする
管理者権限を持つアカウントを限定し、多要素認証を必須にする
リモートデスクトップは必要な範囲だけに限定し、常時接続を避ける
社内の認証ログとアクセスログを継続的に監視する
仮想化基盤の管理画面への接続元を制限する
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係するグループ
関係する事例
出典
- Remote Services (T1021) MITRE ATT&CK・2026-10-24
- Remote Services - Remote Desktop Protocol (T1021.001) MITRE ATT&CK・2026-10-24
- Lateral Movement (TA0008) MITRE ATT&CK・2026-10-24
- 令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について 警察庁・2026-03
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)