攻撃手法・初期侵入
フィッシング
フィッシング(別名 フィッシング詐欺、偽サイト詐欺)は、実在する組織を装ったメールやSMSから偽のウェブサイトへ誘導し、そこでアカウント情報やクレジットカード番号を入力させて盗む手口です。
- 初期侵入
- 実行
- 横展開
- 窃取
- 影響
要点
- 段階 攻撃が進む段階のうち「初期侵入」で使われます。MITRE ATT&CK の手口番号は T1566、T1566.002、T1598 です。
- 記録 このサイトの記録では、事例 1 件とハッカーグループ 3 組に出てきます。
- 最初の対策 フィッシング対策協議会やブラウザのフィッシングサイト情報を活用したフィルタリングを導入する。
盗んだ情報は不正送金やアカウントの乗っ取り、他のシステムへの不正ログインに使われる。
攻撃の流れ
- 1実在する銀行や企業、サービスを装ったメールやSMSを送り、偽のログインページへ誘導する
- 2偽サイトでID、パスワード、ワンタイムパスワードやカード番号を入力させて盗む
- 3盗んだ認証情報をその場で本物のサイトへ中継し、二段階認証も含めて突破するリアルタイム型の手口もある
- 4盗んだ情報を使って不正送金やアカウントの乗っ取り、他サービスへの使い回しログインを行う
気づくための兆候
- 普段と異なるドメインや本物と似たスペルのURLへのアクセスログ
- 短時間に複数の利用者から同じ不審リンクの報告が集まる
- 普段と異なる国や時間帯からのログイン試行、ログイン直後の設定変更
- メールの受信後にクリックされた外部リンクの展開先が本物と異なる
対策
フィッシング対策協議会やブラウザのフィッシングサイト情報を活用したフィルタリングを導入する
多要素認証を導入し、可能な限りフィッシングに強い方式を選ぶ
送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)を設定し、なりすましメールを届きにくくする
従業員や利用者に不審なリンクを開かない、報告する習慣を定着させる訓練を行う
日本での数字
2,454,297件
フィッシング報告件数(2025年)
出典 警察庁(フィッシング対策協議会調べ)「令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2026年3月)
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係する事例
出典
- 令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について 警察庁・2026-03
- MITRE ATT&CK Technique — Phishing (T1566) MITRE ATT&CK・2026-09-18
- MITRE ATT&CK Technique — Phishing, Spearphishing Link (T1566.002) MITRE ATT&CK・2026-09-11
- MITRE ATT&CK Technique — Phishing for Information (T1598) MITRE ATT&CK・2026-05-12
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)