事例・2024年
イセトー ランサムウェア被害
イセトー ランサムウェア被害(英語名 ISETO ransomware attack)は、情報処理・印刷 (受託業務)で起きた事例です。侵入口、決定的な失敗、被害の順に、公表資料の記載だけで図にしました。
- 委託
- 認証
要点
- 侵入口 VPNからの不正アクセスで社内ネットワークに侵入された
- 決定的な失敗 受託業務で生じた帳票データを、取り扱ってはならないサーバに便宜的に保管し、業務終了後に削除すべきデータも削除していなかった
- 被害 情報処理センターと全国営業拠点の端末やサーバが暗号化された。
攻撃の道筋
入口から、決定的な失敗を経て、被害に至るまで。図の番号は下の説明と対応します。図の文言は事例の記録からの引用です。
- 1侵入口VPN
VPNからの不正アクセスで社内ネットワークに侵入された。
- 2決定的な失敗取り扱ってはならないサーバ
受託業務で生じた帳票データを、取り扱ってはならないサーバに便宜的に保管し、業務終了後に削除すべきデータも削除していなかった。
- 3被害端末やサーバ
情報処理センターと全国営業拠点の端末やサーバが暗号化された。
- 4被害リークサイト
攻撃者グループのリークサイトに公開された情報に、一部の取引先の顧客の個人情報が含まれていた。
- 1侵入口VPN
VPNからの不正アクセスで社内ネットワークに侵入された。
- 2決定的な失敗取り扱ってはならないサーバ
受託業務で生じた帳票データを、取り扱ってはならないサーバに便宜的に保管し、業務終了後に削除すべきデータも削除していなかった。
- 3被害端末やサーバ
情報処理センターと全国営業拠点の端末やサーバが暗号化された。
- 4被害リークサイト
攻撃者グループのリークサイトに公開された情報に、一部の取引先の顧客の個人情報が含まれていた。
被害
情報処理センターと全国営業拠点の端末やサーバが暗号化された。攻撃者グループのリークサイトに公開された情報に、一部の取引先の顧客の個人情報が含まれていた。委託元として公文教育研究会、広島県、伊予銀行などが自ら漏えいを公表した
決定的な失敗
- 1受託業務で生じた帳票データを、取り扱ってはならないサーバに便宜的に保管し、業務終了後に削除すべきデータも削除していなかった。
経過
2024年5月26日から131日間の記録。軸は日数の平方根で縮めています。
- 2024.05.260日目
複数のサーバーとPCがランサムウェアで暗号化されていることを確認
- 2024.05.293日目
ランサムウェア被害を公表
- 2024.06.1823日目
攻撃者グループのリークサイトに、窃取されたとされる情報のダウンロードURLが掲載された
- 2024.07.0338日目
公開された情報が自社サーバーから流出したもので、一部取引先の顧客の個人情報を含むと公表 (続報2)
- 2024.10.04131日目
フォレンジック調査の完了と原因、再発防止策を公表
防げた手立て
番号は攻撃の道筋の図と対応します。
-
VPNを使わない接続と認証の強化
効く場所 1 -
受託データの管理区域外への移送禁止
効く場所 2 -
保管期限を決めた業務後のデータ削除と監査
効く場所 2 -
委託元による委託先の管理
効く場所 4
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係する手口
関係するグループ
出典
- ランサムウェア被害の発生について 株式会社イセトー・2024-05-29
- ランサムウェア被害の発生について (続報2) 株式会社イセトー・2024-07-03
- 不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとご報告 株式会社イセトー・2024-10-04
- 業務委託先へのランサムウェア攻撃による個人情報の漏えいについて 公文教育研究会・2024-06-29
- 印刷業務委託先のランサムウェア被害の発生について 広島県・2024-07-02
- 業務委託先での不正アクセスによるお客さま情報の漏えいについて 株式会社伊予銀行・2024-08-19
- ランサム集団「8Base」、ロシア人逮捕 イセトーも被害 日本経済新聞・2025-02-12
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)