攻撃手法・初期侵入
ゼロデイ攻撃
ゼロデイ攻撃(別名 ゼロデイ脆弱性の悪用、0day攻撃)は、ベンダーが把握しておらず修正プログラムがまだ存在しない脆弱性を突いて侵入する手口です。
- 初期侵入
- 実行
- 横展開
- 窃取
- 影響
要点
- 段階 攻撃が進む段階のうち「初期侵入」で使われます。MITRE ATT&CK の手口番号は T1190 です。
- 記録 このサイトの記録では、事例 1 件とハッカーグループ 0 組に出てきます。
- 最初の対策 インターネットに公開している資産を常に棚卸しし、不要な公開をやめる。
防御側は公表されている弱点の情報を使って備えられないため、検知も対処も後手に回りやすい。ネットワーク機器やVPN機器、外部公開アプリケーションなど、インターネットに面したシステムが狙われることが多い。
攻撃の流れ
- 1攻撃者が事前にソフトウェアの弱点を見つけ、公表や修正が行われる前に悪用できる形に仕立てる
- 2インターネットに公開されたサーバーやネットワーク機器の弱点に対して不正な入力や通信を送り込み、想定外の動作を起こさせる
- 3弱点の悪用に成功すると、権限のない操作の実行や、侵入の足がかりとなるプログラムの設置につながる
- 4ベンダーが脆弱性に気づき修正プログラムを出した後も、適用が遅れた組織は同じ弱点を悪用され続ける
気づくための兆候
- 公開システムへの通常と異なるパターンの通信や、想定しない種類のリクエストが急増する
- Webサーバーやネットワーク機器のプロセスが、通常では起動しないシェルや不明なプログラムを生成する
- 脆弱性に対応する修正プログラムやベンダーの注意喚起が出た直後に、該当製品への攻撃的な通信が増える
- CISAの既知の悪用された脆弱性カタログなど、外部の脅威情報に自社の利用製品が新しく載る
対策
インターネットに公開している資産を常に棚卸しし、不要な公開をやめる
外部公開サーバーとネットワーク機器を社内ネットワークから隔離する(DMZなどの区画分け)
Webアプリケーションファイアウォールなどで、公開システムへの不審な通信を遮断する
ベンダーの脆弱性情報とCISAの既知の悪用された脆弱性カタログを定期的に確認し、修正プログラムを速やかに適用する
侵入を前提に、公開システムの権限を必要最小限にし、異常な通信や子プロセスの生成を監視する
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係するグループ
収録データにはまだ出ていない
関係する事例
出典
- Exploit Public-Facing Application (T1190) MITRE ATT&CK・2026-05-12
- Known Exploited Vulnerabilities Catalog CISA
- AA23-158A #StopRansomware:CL0P Ransomware Gang Exploits CVE-2023-34362 MOVEit Vulnerability CISA, FBI・2023-06-07
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)