ハッカーグループの記録
APT-C-60
帰属の確度
JPCERT/CCは『APT-C-60によるものとみられる』という推定の表現を用いており、攻撃主体の所属や国籍についての政府機関による公式な認定は確認できなかったため
帰属の根拠
JPCERT/CCが2024年11月26日付(英語版2024年12月11日)のブログで、同年8月ごろに確認した日本国内組織への求人応募を装うメールを用いた攻撃について、同様の手口を用いる攻撃グループAPT-C-60によるものとみられると説明した。使用されたバックドアはESETにより『SpyGlace』と命名されている。JPCERT/CCは2025年10月27日付の続報で、2025年6月から8月にかけても同様の攻撃を国内で確認したと報告した
状況 不明
最後に確認できた活動は、JPCERT/CCが2025年10月27日付の続報で報告した2025年6月から8月にかけての国内組織への攻撃で、それ以降の活動を示す出典は確認できなかった (出典 JPCERT/CC 2025-10-27)
APT-C-60は、国家背景に分類されるハッカーグループです。主な動機は諜報です。
要点
- 種類と動機 国家背景に分類されます。動機は「標的型フィッシングを通じた情報窃取を目的とする諜報活動とみられる」です。
- 帰属 JPCERT/CCが2024年11月26日付(英語版2024年12月11日)のブログで、同年8月ごろに確認した日本国内組織への求人応募を装うメールを用いた攻撃について、同様の手口を用いる攻撃グループAPT-C-60によるものとみられると説明した。確度は中です。
- 日本との関わり JPCERT/CCは2024年8月ごろ、国内組織の採用担当窓口に求人応募を装うメールを送り、Google Drive経由でVHDXファイルをダウンロードさせてバックドア『SpyGlace』に感染させる攻撃を確認したと2024年11月26日付のブログで公表した。
基本の記録
- 種類
- 国家背景
- 動機
- 標的型フィッシングを通じた情報窃取を目的とする諜報活動とみられる
- 記録の始まり
- 不明 活動開始時期を示す出典は確認できなかった。日本での確認例として、JPCERT/CCは2024年11月26日付のブログで、2024年8月ごろに国内組織への攻撃を確認したとしている
- 状況
- 不明
- 帰属の確度
- 中
- 帰属先として記載された国
- 帰属の根拠に国名の記載なし
記録した手口
出典にもとづく手口です。番号は MITRE ATT&CK の手口番号です。
- 番号なし採用担当窓口を標的にした求人応募を装うスピアフィッシングメール
- 番号なしGoogle Driveからダウンロードさせる、または添付したVHDXファイルを使ったマルウェアの配送
- 番号なしCOMハイジャッキングによる永続化
- 番号なしBitbucketやGitHub、StatCounterなど正規サービスを悪用したダウンロードや感染端末の確認
日本との関わり
JPCERT/CCは2024年8月ごろ、国内組織の採用担当窓口に求人応募を装うメールを送り、Google Drive経由でVHDXファイルをダウンロードさせてバックドア『SpyGlace』に感染させる攻撃を確認したと2024年11月26日付のブログで公表した。2025年10月27日付の続報では、2025年6月から8月にかけても同様の手口による攻撃が国内で継続して確認され、配布方法がVHDXファイルの直接添付に変化したこと、マルウェアがバージョン3.1.12から3.1.14へ更新されたこと、悪用基盤がBitbucketからGitHubへ移行したことが報告されている。
収録した事例とのつながり
収録した事例とのつながりは、まだありません。
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係する事例
収録データにはまだ出ていない
出典
- 正規サービスを悪用した攻撃グループAPT-C-60による攻撃 JPCERT/CC・2024-11-26
- Attack Exploiting Legitimate Service by APT-C-60 JPCERT/CC・2024-12-11
- 攻撃グループAPT-C-60による攻撃のアップデート JPCERT/CC・2025-10-27
- 日本を狙う脅威グループ「APT-C-60」、採用担当者をサイバー攻撃 マイナビニュース・2024-12-02
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)