攻撃手法・初期侵入
VPN・エッジ機器の脆弱性悪用
VPN・エッジ機器の脆弱性悪用(別名 VPN機器の脆弱性悪用、エッジ機器の脆弱性悪用、リモートアクセス機器の脆弱性悪用)は、インターネットに公開されたVPN装置やファイアウォール、ルーターなどの脆弱性を突いて、修正プログラムが適用されていない機器から社内ネットワークへ最初に侵入する手口です。
- 初期侵入
- 実行
- 横展開
- 窃取
- 影響
要点
- 段階 攻撃が進む段階のうち「初期侵入」で使われます。MITRE ATT&CK の手口番号は T1190、T1133 です。
- 記録 このサイトの記録では、事例 2 件とハッカーグループ 2 組に出てきます。
- 最初の対策 インターネットに公開するVPN機器やファイアウォールの修正プログラムを速やかに適用する体制を作る。
こうした機器は社外からの接続を受け付ける入口なので、1台の弱点が社内全体への入口になる。警察庁は、ランサムウェアの被害を防ぐためにVPN機器等のぜい弱性対策を求めている。
攻撃の流れ
- 1インターネットに公開されたVPN装置やファイアウォール、ルーターの既知または未知の脆弱性を調べる
- 2修正プログラムが未適用の機器を見つけ、脆弱性を突いて機器を乗っ取るか内部ネットワークへの通信経路を確保する
- 3乗っ取った機器や奪った認証情報を使って社内ネットワークへの接続を確立する
- 4確保した経路を足がかりに、内部での偵察や横展開につなげる
気づくための兆候
- VPN機器やファイアウォールの管理画面への不審なログイン試行
- 普段使われないIPアドレス帯や海外からのVPN接続
- 機器のファームウェアやログ設定が不審に変更されている
- 公開されている脆弱性情報やサポート終了の一覧に該当機器がある
対策
インターネットに公開するVPN機器やファイアウォールの修正プログラムを速やかに適用する体制を作る
保守用を含むすべてのリモートアクセスにIPアドレス制限と多要素認証を適用する
サポートが終了した機器を使い続けず、更新計画をあらかじめ立てる
公開機器の脆弱性情報を定期的に確認し、棚卸しする資産管理を行う
日本での数字
8位
情報セキュリティ10大脅威2026 組織向けの順位(リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃)(2026年)
出典 IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」(2026年1月29日)
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係するグループ
関係する事例
出典
- 情報セキュリティ10大脅威 2026 IPA・2026-01-29
- 令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について 警察庁・2026-03
- MITRE ATT&CK Technique — Exploit Public-Facing Application (T1190) MITRE ATT&CK・2026-05-12
- MITRE ATT&CK Technique — External Remote Services (T1133) MITRE ATT&CK・2026-05-12
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)