用語集・ネットワークと境界
CASB
Cloud Access Security Broker
CASB(Cloud Access Security Broker)は、社員とクラウドサービスの間に立ち、クラウドの使われ方を見える化して利用ルールを当てる仕組みである。
別の呼び方 キャスビー、クラウドアクセスセキュリティブローカー
要点
- 意味 CASB(Cloud Access Security Broker)は、社員とクラウドサービスの間に立ち、クラウドの使われ方を見える化して利用ルールを当てる仕組みです。
- 中小企業にとって クラウドサービスへの通信は社内を通らないことが多く、社内の機器ではどこに何が置かれたか分からない。
- このサイトでは 攻撃手法 3 種のページと関わります。下の一覧から、記録のどこに関わるかを読めます。
中小企業にとっての意味
クラウドサービスへの通信は社内を通らないことが多く、社内の機器ではどこに何が置かれたか分からない。
許可していないファイル共有サービスへの持ち出しや、乗っ取られたアカウントの不審な使い方に気づく手がかりになる。
まずは社員がどのクラウドサービスを使っているかを洗い出し、使ってよいサービスと置いてよい情報を決めることが先で、CASBはその運用を支える道具である。
よくある誤解
- 誤解クラウドの安全はクラウド事業者が守るので、利用する側は何もしなくてよい
- 実際総務省のテレワークガイドラインは、クラウドサービスへの通信は社内のセキュリティ機器を通らないため、利用する側がCASBなどの導入を検討する必要があるとしている。
- 誤解CASBはクラウドの利用状況を一覧にするだけの道具である
- 実際NISTは、初期のCASBは利用状況の把握が中心だったが、現在のCASBはデータ保護、乗っ取りなどの脅威の追跡、設定不備の検出といったルールの適用まで担うとしている。
このサイトの手口と事例との関係
関係は、それぞれのページに収録した記録の範囲で書いています。
- 攻撃手法クラウドの設定不備
NISTは、CASBが契約しているクラウドの設定不備を検出して警告できるとしており、この手口への備えの一つになる。
- 攻撃手法内部不正
CASBは利用者のクラウド利用の異常な振る舞いを検知し、内部不正を止める機能を持つとNISTは説明している。
- 攻撃手法認証情報の悪用
NISTは、CASBがアカウントの乗っ取りなどの脅威を追跡できるとしており、盗まれた認証情報でクラウドに入られた場合の検知に役立つ。
出典
- SP 800-215, Guide to a Secure Enterprise Network Landscape NIST・2022-11
- テレワークセキュリティガイドライン 第5版 総務省・2021-05
- Modern Approaches to Secure Network Access Security CISA・2024-06
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)