用語集・端末と監視
MDM
Mobile Device Management
MDM(Mobile Device Management)は、スマートフォンやタブレットなど業務で使う端末の設定、更新、紛失時の遠隔ロックやデータ消去を一元的に管理する仕組みである。
別の呼び方 モバイルデバイス管理、端末管理、EMM
要点
- 意味 MDM(Mobile Device Management)は、スマートフォンやタブレットなど業務で使う端末の設定、更新、紛失時の遠隔ロックやデータ消去を一元的に管理する仕組みです。
- 中小企業にとって 持ち歩く端末は紛失や盗難が起きやすく、中のデータや保存されたログイン情報がそのまま漏れるおそれがある。
- このサイトでは 攻撃手法 2 種、事例 2 件のページと関わります。下の一覧から、記録のどこに関わるかを読めます。
中小企業にとっての意味
持ち歩く端末は紛失や盗難が起きやすく、中のデータや保存されたログイン情報がそのまま漏れるおそれがある。
台数が少なくても、誰がどの端末を持ちOSが最新かを把握できないと、更新漏れの端末が入口になる。
まずは全端末の登録、画面ロックと暗号化の強制、遠隔消去の手順づくりから始めるとよい。
よくある誤解
- 誤解MDMは会社が配ったスマートフォンだけを管理するものだ
- 実際NIST SP 800-124 Rev. 2は、会社支給の端末と私物の端末を業務に使う形の両方を扱っている。私物の端末でも業務に使うなら、業務の領域を分けて管理する方法がある。
- 誤解画面ロックさえかけておけば、端末をなくしても問題ない
- 実際総務省のテレワークセキュリティガイドラインは、紛失や盗難に備えてMDM等を導入し、遠隔でのデータとアカウントの初期化やハードディスクの暗号化などを有効にする基本対策を示している。
このサイトの手口と事例との関係
関係は、それぞれのページに収録した記録の範囲で書いています。
- 攻撃手法マルウェア(インフォスティーラーを含む)
この手口の対策としてブラウザやOSを常に最新に保つことが挙げられており、MDMは端末の更新状況をまとめて管理する手段になる。
- 攻撃手法内部不正
対策として外部記憶媒体やクラウドストレージへの持ち出しを技術的に制限することが挙げられており、MDMの設定配布がその手段の一つになる。
- 事例アサヒ
記録はネットワーク機器を含むIT資産の管理を挙げており、MDMは端末側の資産を把握する対策に当たる。
- 事例岡山県精神科医療センター
記録では院内の全サーバー・端末でWindows Updateなどが行われておらず、MDMによる更新状況の一元管理はその不備に当たる対策である。
出典
- Mobile Device Management (MDM) - Glossary | CSRC NIST
- NIST SP 800-124 Rev. 2 Guidelines for Managing the Security of Mobile Devices in the Enterprise NIST・2023-05
- テレワークセキュリティガイドライン 第5版 総務省・2021-05
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)