事例・2024年
関通 ランサムウェア被害
関通 ランサムウェア被害(英語名 Kantsu ransomware attack)は、物流(物流倉庫アウトソーシング・EC物流代行)で起きた事例です。侵入口、決定的な失敗、被害の順に、公表資料の記載だけで図にしました。
- 更新
- 復旧
要点
- 侵入口 VPN装置経由で社内ネットワークに侵入された。
- 決定的な失敗 日経クロステックによると、攻撃者はVPN装置を通じて侵入し、業務システムだけでなくバックアップデータも暗号化した。
- 被害 入出庫・出荷に関わる複数システムが停止し、@ITによると、社長は社外セミナーで約50日間通常業務を停止し、被害額は延べ約17億円だったと説明した。
攻撃の道筋
入口から、決定的な失敗を経て、被害に至るまで。図の番号は下の説明と対応します。図の文言は事例の記録からの引用です。
- 1侵入口VPN装置
VPN装置経由で社内ネットワークに侵入された。
- 2決定的な失敗バックアップデータ
日経クロステックによると、攻撃者はVPN装置を通じて侵入し、業務システムだけでなくバックアップデータも暗号化した。
- 3決定的な失敗IT資産
このため被害環境からは復旧できず、関通はサーバ、PC、ハンディーターミナルなどのIT資産を一から作り直した。
- 4被害入出庫・出荷
入出庫・出荷に関わる複数システムが停止し、@ITによると、社長は社外セミナーで約50日間通常業務を停止し、被害額は延べ約17億円だったと説明した。
- 1侵入口VPN装置
VPN装置経由で社内ネットワークに侵入された。
- 2決定的な失敗バックアップデータ
日経クロステックによると、攻撃者はVPN装置を通じて侵入し、業務システムだけでなくバックアップデータも暗号化した。
- 3決定的な失敗IT資産
このため被害環境からは復旧できず、関通はサーバ、PC、ハンディーターミナルなどのIT資産を一から作り直した。
- 4被害入出庫・出荷
入出庫・出荷に関わる複数システムが停止し、@ITによると、社長は社外セミナーで約50日間通常業務を停止し、被害額は延べ約17億円だったと説明した。
被害
入出庫・出荷に関わる複数システムが停止し、@ITによると、社長は社外セミナーで約50日間通常業務を停止し、被害額は延べ約17億円だったと説明した。郵便番号・住所・氏名・電話番号・注文情報を含む個人情報が漏洩した可能性があるとして個人情報保護委員会へ報告したが、2024年10月17日時点でダークウェブ等への当社情報の掲載や公開は確認されず、情報漏洩の事実は確認されていないと公表した
決定的な失敗
- 1日経クロステックによると、攻撃者はVPN装置を通じて侵入し、業務システムだけでなくバックアップデータも暗号化した。
- 2このため被害環境からは復旧できず、関通はサーバ、PC、ハンディーターミナルなどのIT資産を一から作り直した。
- 3具体的な脆弱性やパッチの適用状況は公表されていない。
経過
2024年9月12日から39日間の記録。軸は日数の平方根で縮めています。
- 2024.09.120日目
サーバで障害を検知。一部サーバでランサムウェア感染を確認し、外部とのネットワークを遮断(第1報は翌13日公表)
- 2024.09.175日目
クローズ環境を構築し海外からのアクセスを全て遮断したと報告(第2報)
- 2024.09.2513日目
郵便番号・住所・氏名・電話番号・注文情報が漏洩した可能性があると公表(続報)
- 2024.09.2816日目
調査の結果、外部ネットワークとの接続口からの侵入であったと公表(第3報)
- 2024.10.1836日目
ダークウェブ等への情報掲載は確認されず、情報漏洩の事実は確認されていないと公表し、個人情報保護委員会へ確報を提出(確報)
- 2024.10.2139日目
多くの顧客で一次復旧が完了し、全面復旧に向けた作業を継続中と公表
防げた手立て
番号は攻撃の道筋の図と対応します。
-
VPN装置の脆弱性管理と速やかな更新
効く場所 1 -
バックアップを本番ネットワークから切り離し、暗号化の影響を受けない場所に保管する
効く場所 2
関係するページ
手口、グループ、事例のつながりは、収録データの記録だけから引いています。
関係するグループ
関係する用語
このページに出てくる対策や仕組みを、用語集で引けます。
出典
- 【第1報】当社におけるサイバー攻撃によるシステムの停止事案発生のお知らせ 株式会社関通・2024-09-13
- 【第2報】当社におけるサイバー攻撃による システムの停止事案に関する報告 株式会社関通・2024-09-17
- 個人情報漏洩に関する続報 株式会社関通・2024-09-25
- 【第3報】当社におけるサイバー攻撃によるシステムの停止事案発生のお知らせ 株式会社関通・2024-09-28
- 個人情報漏洩の可能性に関する確報 株式会社関通・2024-10-18
- サイバー攻撃によるシステム停止に関する復旧状況についてのお知らせ 株式会社関通・2024-10-21
- 事業停止50日、被害額17億円――物流の「関通」社長が語るランサムウェア感染、復旧までのいきさつと教訓 @IT(アイティメディア)・2025-09-17
- VPN装置の脆弱性を突かれランサム被害に遭った関通、社長が語る侵害からの脱出劇 日経クロステック・2025-10-28
最終確認日 (2026年10月24日)
監修 平原尚樹(株式会社BlueAI 代表取締役CEO、ソフトウェアエンジニア、Google Cloud Architect)